はじめに
高次脳機能障害になってから、私が一番あきらめていたのは「順番に考えて、形にする」ことでした。
それが今、できるようになっています。理由はひとつで、AIを使うようになったからです。
あきらめていたこと
段取りが組めない
遂行機能障害があると、やることを順番に並べられません。何から手をつければいいか分からないまま時間だけが過ぎます。
覚えていられない
記憶障害があるので、途中で何をしていたか分からなくなります。作業が中断すると、そこで終わってしまう。
長い文章が書けない
言いたいことはあるのに、文章の形にならない。書き始めても、途中で自分が何を書いていたか見失います。
だから「作る側」になることは、私には無理だと思っていました。
AIを使い始めて何が変わったか
段取りを、代わりに並べてもらえる
やりたいことを話すと、順番に整理して返してくれます。私は並べる作業を飛ばして、一つ目から取りかかれます。
途中で忘れても、続きから戻れる
前に何をしていたかが残っているので、記憶が飛んでも作業が終わりません。これが私には一番大きいです。
話した言葉が、文章になる
私は書くのは苦手ですが、話すことはできます。話した内容を文章の形にしてもらえば、記事が書けます。この記事もその作り方です。
実際に作れるようになったもの
ブログの記事はもちろん、パズルゲームや、片手で暮らす人向けのアプリまで作れるようになりました。
プログラミングを学んだわけではありません。作りたいものを説明できれば、形になる時代になっていました。
沖縄で開かれたAIの勉強会でも、この話をしました。同じように「自分には無理だ」と思っている当事者に、一番届けたい話だからです。
道具は、体の代わりになる
麻痺した右手の代わりに、左手と道具で生活しているのと同じことだと思っています。
うまく働かない部分を、道具で補う。それが右手なら滑り止めマットで、頭の中の段取りならAIだった。私にとっては同じ話です。
まとめ
高次脳機能障害があると、できないことが増えます。それは事実です。
でも、できない部分を補う道具は、年々増えています。あきらめた時期のまま止まっていると、その道具に気づけません。
私はAIに出会って、作る側に戻れました。同じ立場の人にも、一度試してみてほしいと思っています。
私が作りました
片手で遊べるゲーム2本セット「いろつなぎ&おぼえてタップ」
実際にAIを使って作ったのが、このゲームです。タップだけ、時間制限なし、間違えても1手もどせます。
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