はじめに

こんにちは
ゆうきです!
私は高次脳機能障害の当事者です。
今回は高次脳機能障害の記憶障害について
「あれ、何をしようとしてたんだっけ?」と戸惑ったり、
予定を忘れてしまって自己嫌悪に陥ったりすることがよくあります。
同じように悩んでいる方へ。
今回は、「忘れること」への不安とどう向き合うか、
そして、少しでもラクになるための私の工夫を紹介します。
なぜ記憶障害はつらいのか?【共感】
高次脳機能障害による記憶障害は、
「知識」や「思い出」がゼロになるわけではありません。
むしろ、
- 新しいことを覚えにくい
- 一時的に記憶してもすぐ抜け落ちる
- 注意がそれると全部忘れてしまう
- こうした日常の中で、じわじわと自信を失っていく感覚がつらいのです。
私も、このような経験がありました。
私の場合は
- 仕事の手順を思い出せずにパニック
- 大事な人との約束をすっぽかしてしまう
- 買い物リストを忘れて買い物に行く
そんな失敗を何度も繰り返し、「また忘れた…」と自分を責めていました。
私が試した「忘れない工夫」5選
ここからは、私が実際に取り入れて効果を感じた工夫を紹介します。
1. 忘れる前提で「すぐメモ」
「覚えていればいいや」と思わずに、覚えていない前提で行動します。
スマホのメモアプリにすぐ一言だけ入力。
【例】「牛乳買う」「13時〇〇さん電話」
2. 「紙+スマホ」ダブルメモ
スマホだけだと忘れることもあるので、
紙のメモ帳にもサッと書く習慣をつけました。
手で書くと脳にも刺激がいくので、記憶に残りやすくなります。
3. アプリ機能をフル活用
スマホの(アラーム)を設定して、
やることを時間で管理しています。
→「今日中に思い出せばいい」じゃなく、「14時に思い出せる仕組み」を作る事が大切
4. 忘れても「自分を責めないルール」
メモを見返して「うわ、こんなに忘れてた!」となっても、
「忘れるのが前提だからメモした」と考えるようにしました。
失敗を減らすための行動を、ちゃんと取った自分を認めます。
5. 周囲に「忘れるかもしれない」と伝える
家族や同僚に「たぶん忘れるかも」と先に伝えておくと、
思い出させてもらいやすくなり、自分も気がラクになります。
忘れることは「脳の障害」のせい。あなたのせいじゃない
何度も失敗すると、「私はダメだ」「もっと頑張らないと」と思いがちです。
でも実際は、
「脳の損傷」という見えないハンディキャップが原因です。
それを「気合い」でどうにかしようとすると、さらに疲れてしまいます。
だから私は、
- 忘れる前提で仕組みを作る
- 完璧じゃなくていい
- 一歩進めたら自分をほめる
この3つを心がけるようにしました。
まとめ
あなたの悩み、聞かせてください
この記事を読んでくれたあなたも、
もしかしたら、忘れることで苦しんだり、自信をなくしたりしているかもしれません。
そんなあなたに伝えたいです。
あなたはひとりじゃない。
工夫すれば、日々はきっと変わっていきます。
もしよかったら、あなたの体験や、困っていることをコメントやお問い合わせで教えてください。
私も、同じ当事者として、少しでも力になれたらと思っています。