合格後は「ラッキー!」…のはずが?
特別支援学校から沖縄大学のAO入試に合格したとき、私は心から安心していました。
「やった!これでしばらく何もしなくていいラッキー!」なんて、思わず笑顔になったほどです(笑)。
しかし、そんな余裕の時間はすぐに終わります。大学から送られてきたのは
3回分の事前課題でした。
「また勉強!?」と驚いた事前課題
福祉に関する新聞を使った課題
課題は「福祉に関する新聞記事を選び、要約と感想を書く」というものでした。
正直、「受験勉強だけでも必死だったのに、また勉強?」と、がっかりしたのが本音です。
でも、大学に合格した以上、逃げるわけにはいきません。
「やるしかない!」🔥と気持ちを奮い立たせ、高校3年生の最後まで勉強を続けることにしました。
最初の2回までは先生たちの支えで乗り越えた
丁寧なサポートに支えられた時間
1回目と2回目の課題は、特別支援学校の国語科の先生2人が手厚くサポートしてくれました。
- 新聞記事の選び方
- 要点のつかみ方
- 感想の構成方法
先生たちは、私の理解度に合わせて何度も確認してくれ、「分からないことは恥ずかしくないよ」と言ってくれたのが印象的でした。
3回目の課題は「ひとりで挑戦」
不安と向き合いながら自分の力を信じた
3回目の課題では、文章力も少しずつ身についたことから、初めて「ひとりでやってみよう」と任されました。
これには本当に不安でいっぱいでした。
- 自分の考えだけでまとめられるかな?
- 間違ったことを書いていないだろうか?
- このまま大学生活もやっていけるだろうか?
でも、これまでの2回の課題で学んだこと、先生たちの支えを思い出しながら、なんとかやり切ることができました。
提出したレポートは、納得のいく濃い内容になったと自分でも感じられる仕上がりでした。
自分でやりきった経験が「自信」へと変わった
成長を実感できた大きな一歩
3回目の課題を終えたとき、心に芽生えたのは
「私、一人でもできたんだ」という感覚でした。
これは小さな自信ではありましたが、それまでの人生で初めて感じた
「自分で乗り越えた実感」でもありました。
この経験が、私にとってはただの課題以上の意味を持つものとなりました。
大学生活、そして人生への“土台”になった経験
課題を通して得たのは、知識や技術だけではありません。もっと大切だったのは、
- やってみればできるという“体験”
- 誰かに頼りながら学んでいく“姿勢”
- 少しずつ成長していく“喜び”
これらが、私のこれからの大学生活、そして人生を支える土台になったと思います。
まとめ:支えと工夫で、大学はきっと行ける!
支援があったからこそ、私はここまで来られました。
だけど、それに甘えるだけでなく、「自分でやってみること」「工夫して取り組むこと」を忘れなかったから、少しずつ前に進めました。
今、大学に行けるか迷っている人がいたら、私は伝えたいです。
「工夫とサポートがあれば、きっとあなたも大学に行ける」
そして、きっとそれは、人生の中で大きな宝物になると思います。