1. 大学生活の始まりと期待
大学に入学した当初、私は希望に満ちていました。
特別支援学校を卒業し、一般の大学で学ぶことは大きな挑戦だったが、新しい環境で多くのことを学び、充実した日々を過ごせるはずだと信じていました。
しかし、現実は甘くありませんでした。
一人での受講と孤独感
私はいつも教室の前列に座っていました。
前の方にいれば先生の話が聞き取りやすいし、集中しやすいと思っていたからです。
しかし、実際に講義が始まると、思っていた以上に苦戦することになりました。
前列の真面目な学生たちはノートを取ったり、教科書に線を引いたりしていましたが、私はそもそも

先生が今どこを指しているのか今先生は何の話をしているのかさえ
わからない!😖😖
ことが沢山ありこの苦しみが大学2年までかかりました。
先生の話している内容も理解できず、ただ必死にノートを取ろうとするものの、内容を整理する余裕もありませんでした。
「分からないことを聞けばいい」と思う学生もいるかもしれません。
講義終わって、先生に
「大事なところどこですか?」
と聴く機会もありましたが、毎回先生に聴くのもどうかと思ってしまいました。
それが私には難しかったです。
周りの学生は真剣にノートを取っていて、話しかける余地などありませんでした。
結果、一人で黙々と講義に耐えるしかありませんでした。
理解できない授業と募るストレス
講義が進むにつれ、私のストレスはどんどん溜まっていきました。
先生がどこを指しているのか分からない💦
先生の話している内容が理解できない💦
周りの学生が黙々とノートを書いているのを見て、自分は取り残されていると感じる💦
質問できないもどかしさがある💦
自分自身へのイライラが募る💦
何もできないまま講義が終わるたびに、無力感と焦りが募っていきました。
「後列の環境」
後列は後列でまた別の苦しみがありました。
イビキをかいて寝る学生がいる → その音が気になり集中できない
雑談する学生がいる → 講義に関係ない話が耳に入ってきて、余計にイライラすることがあった
そもそも視力が悪くて前列じゃないと見れない
私自信も講義中居眠りすることがありました。
しかし、学生の居眠りと私自身の居眠りとは少し違っていると思います。
学生自身は、バイトや飲み会等で疲れて眠るかもしれない。講義がつまらなくて眠っているかもしれない。
私の場合、沢山寝ても少し興味がある講義でも、頭使いすぎると集中力も切れて眠ってしまいます。
結局、どこに座っても満足に講義を受けることはできず、に集中できないストレスがさらに私を苦しめました。
どうやって乗り越えたのか
この状況を少しでも改善するために、私はいくつかの工夫を試みました。
①講義の録音
講義中に理解できなくても、後で聞き直して復習するようにしました。
↪︎ですが、大学の講義は長いので、その後聴くコスパが自分には合わないと思い辞めました。(本当に重要なものは録音しました)
②スライドのコピーをもらう
教授や先輩にお願いして、講義のスライドを事前に手に入れることで、内容を把握しやすくしました。
③自分なりの勉強法を確立
講義の内容を復習して読んでおき、大事なポイントだけでも押さえておくようにしました。
それでも乗り越えられない孤独
工夫しても、やはり「一人で受講する孤独感」は消えませんでした。
友達と情報を共有したり、講義中に助け合ったりできる環境は私にはありませんでした。
特に、グループワークがある講義では、何を話せば良いのかわからず、その言葉も発しづらく、ますます孤独を感じることが多かったです。
大学はテストだけではない
高校生までは、授業受けて、テスト受けて、それで通信簿に載る一連でした。
しかし、大学は違います。
出勤率はちゃんとできているのか
最低200字ラインまでの感想はどうか
テストがなく課題がありレポートに沿った内容はちゃんとできているのか
など、各講義によって異なります。
私ができないことはほどほどにして、自分ができる分野はより力を入れていました。
大学生活を振り返って
4年間の大学生活は決して楽ではありませんでした。
それでも、一人で乗り越えたことは、自分の中で大きな経験となりました。
苦しい日々だったが、諦めずに続けたことで
「自分なりの学び方」を
見つけることができたのは大きな収穫でした。
もし、同じように
「障害や著しく勉強の遅れで講義についていけない、孤独を感じる人がいる」
私はその悔しい思いをしている人のサポートをしていきたい
それが私の夢の一つでもあります
「完璧でなくてもいい。できる範囲で工夫すれば、必ず前に進める」